English >>

JRA project

JRA-55 : 気象庁55年長期再解析

1958年以降を対象とした、気象庁による日本で2回目の長期再解析プロジェクト

最新のお知らせ

2024年3月25日
第6回WCRP再解析国際会議(2024年10月28日~11月1日、東京)の要旨投稿の受付〆切が2024年4月20日23:59(日本時間)まで延長されました。
2024年1月23日
第6回WCRP再解析国際会議(2024年10月28日~11月1日、東京)の要旨投稿の受付が開始されました。
2023年12月5日
【重要】準リアルタイムJRA-55データの更新を2024年1月末をもって終了します。
  • これまでに作成されたJRA-55データは引き続きデータ提供協力機関から取得可能です。
  • 後継プロダクトのJRA-3Qデータ(準リアルタイムを含む)をDIAS及びNCARから取得可能です。詳細はJRA-3Qホームページをご覧ください。
アーカイブ >>

長期再解析の概要

長期再解析とは

気候研究や季節予報、異常気象分析、気候監視などの気候関連業務では、過去と現在の気候を定量的に評価することが求められるため、長期間にわたって高品質で均質な解析データセットが不可欠です。

現業における数値解析予報システムで作成されている解析データの品質は、数値予報モデルやデータ同化手法の高度化などにより、近年、著しく向上しています。 そのため、過去の現業数値解析予報システムによって作成された解析データと、現在作成されている解析データの品質は大きく異なり、長期間での品質は均質とは言えません。

このため、長期再解析では、長期間にわたって高品質で均質な気候データセットの作成を目的として、最新かつ解析期間中一貫した数値解析予報システムを用います。 また利用する観測データについては、過去の現業で使用された観測データのほか、遅延入手したものや、過去の紙で記録されたデータをデジタル化したものなど、入手可能な観測データを収集します。 また衛星観測については再処理されたより高品質なデータを可能な限り利用します。 このような作業を行なうことにより、過去数十年間にわたる均質・高品質な各種物理量を含む気候データセットを提供することが可能になるのです。

全球長期再解析は、世界の主要な数値予報現業機関で実施されてきました(詳細はhttp://www.reanalyses.org/を参照)。 日本では、気象庁と(財)電力中央研究所が、JRA-25長期再解析(対象期間:1979-2004年)を実施し、2006年に完了しました。

JRA-55:気象庁55年長期再解析

気象庁は、2回目の長期再解析として、より精緻化された数値解析予報システム(2009年12月時点の現業システムに準拠)と新たに整備した過去の観測データを使用し、気象庁55年長期再解析 (JRA-55) プロジェクトを実施しました。 JRA-55では解析期間をJRA-25のものから大幅に拡張し、ラジオゾンデによる定時観測ネットワークが確立された1958年からの55年間を対象としています。 JRA-55は、JRA-25実施以降の様々な開発成果が取り入れられたデータ同化システムを用いることにより、JRA-25における品質の問題点を改善し、過去半世紀以上の気候変化をより高精度に解析した気候データセットを提供します。

JRA-55総合報告論文

JRA関連論文

JRA-55データの事前品質評価

気象庁は、JRA-55公式データの公開に先立ち、気象学的な品質情報の充実を図ることを目的として、 JRA-55データの事前品質評価にご協力いただける気象庁外の研究者の方を日本気象学会機関誌「天気」2012年6月号にて 募集いたしました。

報告していただいた事前評価はJRA-55の性能評価に大変有益な情報となっており、 評価していただいた以下の方々に深くお礼申し上げます。

事前品質評価報告一覧

JRA-55データの利用方法

JRA-55データ提供協力機関

【重要】準リアルタイムJRA-55データの更新は2024年1月末をもって終了しました。

  • これまでに作成されたJRA-55データは引き続きデータ提供協力機関から取得可能です。
  • 後継プロダクトのJRA-3Qデータ(準リアルタイムを含む)をDIAS、筑波大学CCS、NCARから取得可能です。詳細はJRA-3Qホームページをご覧ください。

ご利用の際には以下の点にご留意ください。

  • 外部ページへ移動します。
  • 各機関で個別にユーザー登録が必要となります。
  • データ取得の際には、各機関の利用方法をご確認ください。

データ提供協力機関の一覧

  1. データ統合・解析システム(DIAS)

    DIASをご利用される場合は以下へアクセスしてください。

  2. 筑波大学 計算科学研究センター(CCS: Center for Computational Sciences)

    CCSをご利用される場合は以下へアクセスしてください。

  3. 京都大学 生存圏研究所(RISH: Research Institute for Sustainable Humanosphere)

    RISHをご利用される場合は以下へアクセスしてください。

  4. アメリカ大気研究センター(NCAR: National Center for Atmospheric Research, USA)

    NCARをご利用される場合は以下へアクセスしてください。

JRA-55描画用メタファイルの再作成・更新

JRA-55データを汎用描画ソフト(GrADS)で描画する際に必要なデータ記述ファイル(*.ctl)及びインデックスファイル(*.idx)も提供しています。
データ記述ファイルの内容(期間、要素リスト等)を変更する場合には、インデックスファイルの再作成又は更新が必要となります。

  • 再作成方法

    $ gribmap -b -i [データ記述ファイル]
  • 更新方法

    変更が期間の延長のみの場合には、既存のインデックスファイルに延長期間分の追記を行うことで更新可能です。

    $ gribmap -b -u -i [データ記述ファイル]

JRA-55プロダクト利用手引書

JRA-55プロダクトの概要およびJRA-25プロダクト(Onogi et al. 2007)からの変更点に関する解説資料です。

2021年3月24日
1.25度等緯度経度格子データ編
モデル格子データ(TL319L60)編

PDFファイルを読むためにはAdobe Reader®のインストールが必要です。



使用上の注意

お問合せ

以下の宛先にメールでお問合わせください。

気象庁 情報基盤部 数値予報課

    
  • JRAプロダクト(JRA-55、JRA-25/JCDAS)に関する事項
  • その他ご不明な点